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False Island 49日目 天埜邪鬼(550)と華煉(1516)の邂逅
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久しぶりの遺跡外

マナに頼まれて火喰い鳥のナイフは結界の張られた住処に置いてきた。

本当に今日は一人。

好きなものを買ってきていいよ、といわれて・・・困ってしまう。

お料理の本が欲しい気もするけど・・・・アクセサリーを磨く道具も欲しい。

アクセサリーそのものは戦闘中に邪魔になるからこれ以上は要らない。

だけど・・・・レンの助さんにもらったこの腕輪も少し汚れてきてしまった。

マナの指輪と対になっているこの腕輪。

『大事にしないとダメよね。あの人の思いとマナの思いと両方が篭められているのだから・・・』

そんなことを考えていたら、私は普段は入り込まないような通りに入り込んでしまったらしい。

幸い、その通りでアクセサリー店を見つけ、目的の道具は入手できた。

アクセサリーを勧められるのを断るのが大変だったけど。

『小屋に帰ろう。』

そう思ったものの、方向がいまいちわからない。

うろうろとしているうちに変な場所に出てしまった。


(※伝授する場所の情景に指定があればあわせます)


 この島に来て長いけど、こんな場所あったかしら?

人気のないこの場所・・・少し前に憶えた技を練習してみようかしら?

火喰い鳥のナイフは置いてきた。

だけど、この島は危ないからと、剣は持っていくように言われた。

崩界と呼ばれる焔剣。

この剣に力を重ねて私はいろいろな技を揮う。

「・・・・・・・ストームブリンガー」

小さく呟く。

焔剣に力が宿る。命あるものの命をすする力。

ここには命ある者がいない。

軽く力を解放する。

「・・・・・レーヴァテイン」

焔剣にまた力が宿る。

封じられた魔剣・・・ロキが鍛えたといわれるから、おそらくこれも炎剣なのだろう。

私の力になじむ技。

私は軽く剣を3度振るう。

そのたびに焔がまたたく。

私は力を解放し、また新たな力を呼ぶ。

「・・・・・・・クラウソラス」

焔剣が光を放つ。

他者を幻惑する光。私に力を与える力。逃れられない炎。

 

光を発して私ははじめて気がついた。

気をうまく殺しているけど・・・・誰かいる。

私は剣を軽く振るった。

光がふっと消える。

誰かわからない相手は、神の祝福もなければ、反射結界もつかっていないらしい。

 

剣を鞘に戻すのは躊躇われた。

私は剣を握ったまま呼びかけた。

「誰?そこに誰かいるの?」

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